介護には、施設でプロのサポートをするものと家族が自宅でサポートをするものといった二つのパターンがあります。どちらも高齢者や障碍者、病人などに必要なものです。
では、介護をする側にはどのような苦労があるでしょうか。一番に考えられるのは精神的な負担です。施設でサポートするのも在宅でサポートするのも、どちらにしても人を相手に面倒を見なければなりません。例えば、認知症の人をサポートする場合は大変です。物忘れが激しくて同じことを何回も繰り返して言うので、そのたびに返事をしなければなりません。なので、ストレスを感じてしまうこともありますでしょう。このことから、強い気持ちで介護に臨まないといけないのです。
しかし、介護を続けているとお世話をしている相手と喜びを分かち合うことができます。ただ大変なだけではありません。人のお世話をするということは、その人の生活を手助けしているということです。お世話を受ける側からすれば、一人ではできないことを常にサポートしてくれるので、お世話してくれる人を信頼できる存在として見てくれます。ですので、苦労しても心からの感謝の言葉をもらえることがあります。気持ちを込めてお世話をすれば、それが相手に伝わるということです。お世話をするのには様々な負担がかかります。ですが、その分人の喜びを感じることができます。人助けをしているのです。味わった苦労は決して無駄にはなりません。人の生活のサポートをすることは素晴らしいことといえるでしょう。